おそらくモチーフと思われる事件。名前は辞世の句より(/の後ろは公式サイトでの名称)。カッコ内は適当に付けたイメージ。
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第一収容者・レクチャー/レクチャー教授(調理師)
パリ人肉事件
キーワード・花の都、オランダ人女性
第二収容者・セッケン売り/セールスマン(セールスマン)
元オウム真理教広報責任者・上祐幹部
第三収容者・森の音楽家(有名人)
不明
キーワード・ママ、おかゆ(=麻薬)、「すべての芸術は模倣からはじまる」(=盗作疑惑?)
→→小室哲哉(yukiさんより情報提供頂きました)
→→槇原敬之 (けふかさんより情報提供頂きました)
第四収容者・bunnyboy/バニーボーイ(ウサギ人間)
不明。第六収容者との関連からネズミ人間?
キーワード・竜巻、再生人間、バー(魂、鳥の形=鳥モード?)とカー(霊、手の形)
→→映画『ガンモ』のバニーボーイ(ちゃぶさんより情報提供頂きました)
第五収容者・ゆかいふかい/ユカイくん(包帯少年)
酒鬼薔薇聖斗事件+時計じかけのオレンジ
キーワード・野菜、ナッドサッド言語
第六収容者・詠み人知らズ(ビデオ青年)
宮崎勤事件
キーワード・ビデオ
第七収容者・センセイ(教祖)
元オウム真理教代表・麻原彰晃
第八収容者・boyfriendZ(紙袋)
渋谷区短大生切断遺体事件
キーワード・紙袋(=遺体を紙袋に破棄)、劇団員(被害者の妹は劇団に所属)
第九収容者・アカイハナ(赤鼻)
秋葉原通り魔事件
キーワード・天国(=歩行者天国)
第十収容者・風候(設計者)
不明
キーワード・シンボル(回想は浮気→男性器切断を暗示?)
→→『監獄の誕生』の著者ミシェル・フーコー(moccoさんより情報提供頂きました)
第十一収容者・Mr.Delete(興行主)
北九州監禁殺人事件
キーワード・犬を殺し合わせる、ブラックホールスープ(遺体を鍋で煮込み破棄したことの隠喩?)
所長・風光
不明
キーワード・赤ちゃんを喪失、喪失に至った経緯は不明(=殺害?)
→→『監獄の誕生』の著者ミシェル・フーコー(moccoさんより情報提供頂きました)
主人公・you
渋谷区短大生切断遺体事件
キーワード・お兄ちゃんの夢はなに?、「僕はyou。君は?(*=明日=アズ)」(=勇貴、亜澄)
頭の中にサメが泳いでいるよ(=遺体のにおいを飼っていたサメが死んだからと説明=嘘(妹は病気になっただけ)の隠喩?)
看守・マスク姿の女
不明。所長のクローン
月に一人ずつ生まれる(=月経?)、方言(広島弁)を持つ個体もいる。
踊りの練習をする三人組はパフュームのパロディ? youコンを見られてはいけない
新聞記者
不明
youコン
男性のシンボル。見られてはいけない
根拠はないテキトーな妄想考察とわからないことのテキトーな羅列
・youに何があったのか
「妹さんとの事は気の毒に思っている。」
「もつれてしまった愛の呪縛を解きほぐそうとして奮闘した結果、余計にこんがらがってしまった」
youはディシプリンに収容される直前、*の部屋から新生児の声を聞き、
「それで僕は訳がわからなくなってしまい*を・・・・・・。」
「僕の頭の中に棲んでいるサメは記憶を食べてしまう人喰いサメだ。」
ぼくたち、バラバラのきょうだい/指を触れてころがってしまった/その後、ばらばらに開催された/背中に歯型残っているよ
→近親相姦による妹*の妊娠(出産?)を知ったyouは*を殺害しバラバラに解体
事実を認めたくないyouは遺体をベッドに戻し損失部分を花で隠し(紙袋の回想より)病気になっただけと記憶を偽り思い込む
あるいは*は殺害される以前から本当に病床に就いていた可能性もあり
妹の手術費用を自分で捻出しようとしたことから、親はなくyouと妹*の2人暮らしであり、金銭的余裕もなかった?
ED曲の曲名が「きょうだい☆けんか」なので口論があったのではないか
・ディシプリンとは何だったのか?
→不明。「外界で付着したあらゆる罪悪を払い流す、聖なるみそぎの場所」
収容者の不可解な消失現象やEDにおける主人公の心理的描写の多さから存在自体が主人公の妄想の可能性もあり
OPの主人公が脳手術されているようにも見えることから犯罪者の更正処置なのかも知れない
もちろんゲーム中の説明通り巨大建築物として存在している可能性も大
・赤ん坊の産み直しを望む所長とは何者か。何故、調律及びこころの結晶によって産み直せるのか
→
・調律(収容者、所長の世話)とは何なのか。何故主人公だけが行えるのか
→病床にあった妹の介護、または赤ん坊の責任(養育)を取ることを意味する?
介護苦と妊娠の責任の重圧により殺害に及んだ可能性も?
・収容者は何者か。何故偽の記憶を植え付けられているのか
→特別な存在である主人公のために用意されている?
→本質的に償うことが不可能な罪を背負っておりながら罪の自覚のない彼らは主人公の象徴?
→実在の罪を背負うと共に主人公の犯した罪も背負わされているのでは?(要・罪の内容の再確認。下記のモノはテキトー)
妹を食した罪
妹を言葉巧みに惑わした罪
妹に依存しすぎた罪
罪を責任転嫁した罪
代替として妹を好きになった罪
妹を洗脳した罪
妹を野菜のように解体した罪
妹の遺体を隠匿しようとした罪
捨て鉢になった罪
妹と姦通した罪
肉親である妹を殺した罪
そして所長は我が子を殺した罪を背負わされている
これらの罪を認め、贖罪することでディシプリン(罪悪感)から解放される?
・こころの結晶とは何か。何故それが産み直しに必要なのか
→「youコンに貯まった人間たちの業。本質的に償うことが不可能なあらかじめ背負った罪悪」
→それぞれのこころの結晶は意味深
・調律は所長の目的であるにも関わらず、youコンを見られてはいけないのは何故か
・EDに登場するチャイルドベッドに収まった顔がないコントローラーを持った機械につながれた女性は誰なのか?
→*のように見えるが主人公はコントローラーに反応はするが女性には無反応
主人公は、外の世界にいる*に会うんだと語る
・「*が僕が知っている*なのか確かめなくては」とはどういう意味なのか
・タイトルの帝国の誕生とは何を表しているのか
・旧タイトルは「ディシプリン 調律帝国の誕生」であったが「*帝国の誕生」でひとつの意味なのか?
→「*の帝国」を意味し、所長=*である可能性はあるか
→EDでの自分と*とのゲームとの記述は所長=*であることを示唆?
・新聞記者は何を表しているのか
→本当にただ偵察に来ただけの記者の可能性も?
・ラストの意味は?
→最後の最後で自分の罪と向き合おうとしなかったため、巨大な赤ん坊の姿をした罪悪感に押し潰されそうになった?
おまけ
所長との会話(不完全)とエンディング、ED曲の歌詞
あなた自身の贖罪も出来たでしょう。ここは
外界で付着したあらゆる罪悪を払い流す、
聖なるみそぎの場所だもの。
youコンに貯まった人間たちの業。本質的
に償うことが不可能な、あらかじめ背負った
罪悪。
妹さんとの事は気の毒に思っている。
私は本当に大切な自分の赤ちゃんを失ってし
まった。喪失に至った経緯は、私にとっては
何の意味もない。喪失だけが残っている。
それは、あなたにしか集める事が出来なかっ
たのよ。だってあなたは、ホンモノだもの。
もつれてしまった愛の呪縛を解きほぐそうと
して奮闘した結果、余計にこんがらがってし
まったのよね。
それをあなたは無理矢理断ち切った。
偽の記憶を植え付けられた他の収容者たちと
は格が違う。
そう。あなた以外の他の人が語っていたこと
は、ここでインプリントされた偽の記憶。
でも、記憶として完全に定着したものは真実
になるのよ。こころの結晶、見事よね。
さぁ、これが終わったら、あなたは晴れて自
由の身。お金も沢山あげる。私にはもう必要
ないから。
強くて丈夫な赤ちゃんがいれば、私には他に何
もいらない。
みるみる代謝機能があがっているわ。うれし
い兆しかもしれない。(ハイセツ)
もう、見ないでよ。
すっきり調律なさい!
さぁ、あなたが集めたこころの結晶のすべて
を私に向かって解き放つのよ!
いつでもいいわ。
その手でゲームを終わらせなさい!
早く。
私の赤ちゃん……。
さぁ、あなたのコントローラーにたまってい
る、こころの結晶のすべてを私に向かって解
き放つのよ!
ふたつの乳房に 残りしこの痣
わが子が乳を 求めた証
風光
落ちていく。所長室の床に開いた穴、そこに
落ちた僕の体がチューブの中を。重力のかか
るままに加速していく。
その直前に見えたのは、チャイルドベッドに
すっぽりと収まったコントローラー。顔がな
いにも関わらず、にんまりと笑っていた。
チューブはジェットコースターのレールのよ
うに複雑に蛇行していた。
強いカーブに差し掛かると体が引き裂かれる
ように軋んだ。
おそらくこのチューブは脱出シューターなの
だろう。身をまかせていれば、やがて外の世
界に出るはずだ。
そしたら、真っ先に*に会うんだ。
*が僕が知っている*なのか確かめなく
ては。手術が成功し、容態が良くなってい
ますように。
ディシプリンの内と外を繋いでいるこの器官
は柔らかい物質で出来ていたので、まるで動
物の腸のようだなと思った。
やがて、僕の体は空中に投げ出された。
とても眩しかった。
宇宙遊泳をしているように何度も天地がひっ
くり返ってから、ようやく地面の上に投げ出
された。
ひどい格好で打ちつけられたせいで、全身が
ひどく痛んだけれど、大きな怪我はしていな
い。
久しぶりの陽の光に目が馴染んでくると、
ようやく周囲の様子がわかってきた。
ここは、どこだ?
ニュース映像で観た空爆直後の町を思わせる
見渡すばかりの瓦礫の山。
そして、僕ははじめてディシプリンを外側か
ら見た。
それは僕が予想していたよりもはるかに巨大
な建造物だった。
壁には無数のクレーンが取り付けられてい
て、それぞれがイソキンチャクの触手のよう
に無秩序に動作していた。
そのためフォルムが安定せず、一体どんな形
なのか、にわかには判別することが出来なか
った。
何かおぞましい事がはじまる予感がした。
やがて、クレーンの蠢きが静まっていくと、
ようやくディシプリンの全貌が現れた。
それは、超巨大な赤ん坊だった。
あまりにデタラメなこの光景に、僕は夢の
中にいるのではないかと自分の頭を疑ったの
だが、
体の痛みによってこれが疑いようのない現
実であることを思い知った。
その時、ディシプリンが工場のサイレンのよ
うなけたましい音声を発した。
聞き覚えのあるその音声に僕の背骨は共鳴
し、びりびりと震えた。
同じものを僕はかつて聞いたことがある。新
生児の産声だ。
それは、いつ、どこでだろうか。
僕はおぼろげな記憶を懸命に探った。それは
ディシプリンに収容される直前、*の部屋か
ら聞こえてきたんだ。
それで僕は訳がわからなくなってしまい*
を・・・・・・。
ようやく輪郭が見えてきた。いいぞ。
あらゆることが鮮明になりそうだ。
アレさえ来なければ大丈夫だ。と、思ったら
来ちゃった。
サメが。
僕の頭の中に棲んでいるサメは記憶を食
べてしまう人喰いサメだ。
巨大な赤ん坊のかたちをしたディシプリンが
四つんばいの姿勢で僕にむかってゆっくりと
近づいてくる。
半径5メートルはあるくりくりの瞳がまっす
ぐと僕を見据えている。
僕はそれが赤ん坊が親を求める表情だと根拠
なく思った。
ここに留まってはいけない。このままで
は踏み潰されてしまう。しかし、体が動かな
い。僕はまるで棒のようだった。
サメが食い散らかした記憶の断片から1枚の
写真が、こぼれて落ちてきた。
海辺で遊んでいるまだ子供だった僕と*。
僕たちは、細くて小さい木の枝をふたつ砂浜
に立てた。どちらが残るだろうか。
残ったほうが勝ちだよ。
先に、*の小枝が波にさらわれてしまった。
僕のほうもすぐにたおれるだろうと思っていた
けど、予想に反していつまでも残っていた。
ふたりでしばらく眺めていた。だけど、なか
なか倒れないから飽きちゃって、その遊びは
おしまいになったんだったね。
そのゲームがこんな形で再開されているんだ
な。
*って本当に負けず嫌いだ。
わかった。今度こそ受け止めてみよう。
そして、明日(*)、会おう。
僕はyou。
君は?
きょうだい☆けんか
ぼくたち、バラバラのきょうだい
ずっといっしょに居たかった
居たかった
居たかった
居たかった
居たかった
指を触れてころがってしまった
その後、ばらばらに開催された
居たかった
居たかった
居たかった
居たかった
頭の中にサメが泳いでいるよ
背中に歯型残っているよ
お兄ちゃんの夢はなに?
お兄ちゃんの夢はなに?
お兄ちゃんの夢はなに?
わかってたんだ
わかってたんだ
会いたかった
会いたかった
会いたかった
会いたかった
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